2014
きっかけは数人の学生から

郡上市中学校の総合学習授業にて、発起人である学生が『もっと僕たちの世代に鮎釣りをする人を増やすために中高生の鮎友釣り大会を開催したい』という願いで『中高生鮎友釣り選手権』を提案。
この提案は、2014年郡上市まちづくりフェスティバル(主催・郡上市市民協働センター)で発表され、優秀賞を獲得した。
2015
全国初の中高生鮎友釣り選手権の開催

2015年8月8日、第一回中高生鮎友釣り選手権が開催された。
会場準備、設営、開会式とほぼ全てを提案者の学生が実施した小さな選手権だった。
しかし、確実に彼らの夢が実現した瞬間だった。
2016
郡上鮎の会発足

選手権継続して開催していくため、提案者の学生を含めた組織『郡上鮎の会』を設立。
選手権の講習内容にはハウツー動画を制作し、講習内容の改善など、前回大会の反省点を踏まえたさらなるクオリティアップを実施した。
選手権で使用した鮎を、地元幼稚園で塩焼きにして振る舞うなども行った。
また、活動内容が評価された結果、国際ボランティアコンテスト『ボランティア・スピリット・アワード』にて岐阜県唯一のブロック賞を獲得した。
2017
飛躍の第三回

会参加者から実行委員に参加する学生が増えるなど、組織としても更に大きくなっていく。
大会での講習内容が評価され、市内の小中学校や高等学校から友釣り体験教室の依頼を請け負うこととなり、より活動が活発になっていく。
また、選手権が広く学生に認知されエントリー数が増加し、「今年こそは優勝したい」という学生も現れるようになる。
また、第三回をもって発起人である学生が高等学校を卒業する最後のイベントとなった。
2018
新実行委員による新たなステージへ

卒業した発起人の意思を継いだ新たな実行委員が始動。
期待と不安が入り混じるなか、新しい形の選手権が垣間見えた。
選手権としてより厳格に、フェアに、クオリティアップがされていった。
またこの年から、郡上に釣りに訪れる全国の釣りファンへの感謝を伝えるため、市内各所に『ようこそ 釣り人のみなさま!』と書かれた横断幕を設置した。​​​​​​​
2019
地元を巻き込んだ『フェスティバル』の開催
選手権のエントリー数は増加する一方で、かつて発起人の学生が目指した『釣りの仲間を増やしたい』という目的のため、新しいイベント『鮎フェス』を同時開催する。
鮎の塩焼き無料配布や小さな子供が遊べるプレイグラウンドなどを設置し、多くの一般客が来場することになり盛夏の郡上八幡を彩った。
2020~2021
いま一度『イベントのあり方』を考える
新型コロナウイルスの世界的な流行により、これまでの規模での開催が難しいこと、開催自体を再考せざるを得なくなった。
いま一度イベントとしてどうあるべきか、これからどうしていきたいのかを協議した。
開催ができない年にはSNSを利用した非接触型イベントを開催した。
2022
もう一度、夢を追いかけて──

通常開催をすることができたこの夏は、
これまでの鮎釣り大会とは一線を画す内容で行われた。
選手が「ここで勝ちたい!」と思えるような演出や舞台を作るために、
特設の大型ステージの設営や、同時開催の『鮎EXPO』では、
飲食店や物販ブース、アミューズメントコーナーなどを配置した。
当日は1,000名を超える来場者数を記録し、
近年開催された鮎釣り大会では日本最大規模のイベントにまで成長した。
2023~
他スポーツとの比較。そして夢への最後のステップ

『他スポーツとの比較』をコンセプトに、プロスポーツと同じ仕組みを採用した『スポンサー制度』を採用する。補助金だけに頼ることなく完全に自立したイベントとなった。

前回大会から引き続き岐阜県内からのエントリーに加え、台湾からの選手招待を実現。3名の選手が日本で激闘を繰り広げた。大型LEDビジョンを使い、プロの実況解説をいれた大会生中継を
郡上ケーブルテレビ全面協力のもと、郡上市内とYouTubeでの同時生中継を実現した。
また、同時開催の鮎EXPOでは来場者が1,500名を記録。快適に選手権を観戦してもらうための『足水コーナー』を設置するなど、来場者がよりアユ釣りを楽しめるような仕組みを作った。
マスメディアからの取材が増え、より広く認知されることになる。

そしていよいよ、アニバーサリーへの最後のステップへと進む。

Back to Top